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執筆者の写真Nobuhiro Kawai

見えていなかったもの

ニュージーランドから帰国後、東京で一泊し、その翌日から高校時代の仲間と会社の仲間と共に冬キャンプ。

この日は、朝からその準備だ。


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今年は、雪が少ないといってもテントを張るには、除雪をしなくちゃいけないので、いたるところを除雪中。

次は、夜の暖の確保。

薪割りは、キャンプ参加者にしてもらいます。


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ちょっと腰が引けてるけど、まあじきに慣れて来ると思われます。


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夜が更けて来ると、一気に雰囲気が変化しはじめる。

いたるところにアイスキャンドルがおかれたり、ランタンがつり下げられる。


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いろんなものがランタンスタンドに変わる。


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ランタン以上に重要だったのが焚き火。

焚き火の灯火は、明かりになると共に、視覚的効果で暖かく感じさせてくれる。


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子どもは風の子。

寒さも忘れて、遅くまで外で遊んでいた。


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夜が深まると、今度は大人の時間。

テントの中ではなく、外の方が気持ちよく感じられるし、話も弾んじゃうのはなぜだろう。


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この土地で育ったのは、5歳の時から。

やんちゃな時期も思春期を向かえてからも、そして成人してからの今もこの土地をベースに生活している。

でも、この土地のことをほんとにわかってきたのは、ここ3年くらい。

それまでだって、この土地で朝から晩まで遊んだこともあったし、生活をしていた時期もあった。

ホントの意味でここの良さがわかってきたのがここ3年だ。

十勝川が望めて、小さいけれど森があって、小動物も結構見ることができる。

それでいて十勝の中心部から15分ほどしか離れていないのだから、最高のシチュエーションだと思う。

街からわずかな距離の場所にこんなにもいい場所が、自分の足下にあったなんて、気付きもしなかった。

だから、まずは気の合う仲間と一緒に同じ時間を過ごし、感じてほしいと思った。

それが冬キャンプの始まりだった。

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