2014 yoshiyuki
2013年10月に移転したイタリアンレストラン
前のレストランの時も店舗の周りに「庭」を造らせていただいた
その時からのお付き合いもあって、今回も依頼をいただいた
本来ならば、10月オープンに合わせて「庭」もつくるべきだったのだろうが、
時間的にも余裕がなくと言おうか、あまりイメージも湧かなかったこともあり、
翌春の工事にしてもらった
しかし、それが考えを熟成させる良い期間となった
たかが半年、されど半年である
その間、いろいろな国や店、モノなどを見てまわりこのレストランに何が必要かを考えていた
見るだけではなく、実際に行動してみてわかったこともあった
オーナーの目指すレストランのカタチ
それは、単に「庭」ではなく「場所」であった
建物と庭が一体となった場所
それこそが、このレストランの目指していたもの
そして、オーナーがよく口にしていた「やさしさ」をどう表現するか
木のぬくもりやいびつなカタチ、そして古いものの味
決して、綺麗ではないがそこに良さを感じさせる
普段目にしているものの中にも良いものはたくさんある
そんな料理の素材探しと同じようにどんな高級なものを使うかではなく
どのように素材の良さを知ってもらうか
この「場所」にはそんなメッセージがちりばめられている
yoshiyukiに来る人たちがどのように感じて、食事を楽しみ、そこでの時間を過ごしていくか
自分たちの思いが少しでも届けば、
この「場所」はその人たちにとってもきっと記憶に残る場所になるはずである
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