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執筆者の写真Nobuhiro Kawai

ライブ感


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イタリアの旅は天気に恵まれていた。

朝焼けも夕日も美しく心を穏やかな気持ちにさせてくれる。

イタリアに来て思ったことは食べることに関してどこに行ってもライブ感があるということ。


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小道に入ればそこら中で食品が売られその脇で食事とお酒を楽しんでいる。

食べ物はおそらく地元の物が多く使われているだろう。


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本を読むことと食事することがこんなにも近くで行われている。

東京代官山にも同じような感じの所があるが、本を読むことが主としてあるので皆が静かにしているし、話し声もひそひそ声で話すことがマナーとしてある。

こちらはそんなことお構い無しで、食べることを主としてあるようで皆が笑い楽しそうに食事している。

コンセプトの違いはあれど食べることと生きることが同じ位置に存在しているかのように感じる。


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夜が更けたって人が人が静まることはない。

平日とか休みの日だとか考えないのかな。


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広場では歌を聞かせる人や芸をする人が多くの人を引き寄せ楽しませている。


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イタリア人は国にはあきらめを持っているらしいが、自分の住んでいる場所には誇りを持って生きているという。

その地域ごとに活気があるし、楽しんで生きているということがひしひしと伝わってくる。

それとイタリア人の人生の満足度が非常に高いこともこちらで聞いたこと。

国に頼って生きるよりも自分たちで何かを生み出し楽しみ生きる。

全てが完璧な場所などないわけだから、どういう選択肢を持って生きていくかが大事なのだろう。

ここボローニャでそう感じる。

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