この旅では、建物や景色などいろいろと写真に収めている。
そんな中見返してみると路地裏の写真が多く残っていた。
自分自身、大きなの通りを撮るよりも路地裏を撮る方が好きなのだと思う。
日本の地方都市にも、このような細い路地はあるだろうし、大きな都市にもあるはずだ。
大きな通りには土産物店や飲食店などがひしめき合っているが、このような細い路地には、そこで生活を営んでいる人のそこでの生活の匂いが感じられる。
鉢植えであったり、自転車であったり、そこで会話を交わす人たち。
いろいろなカタチの、そこの生活を見られる場所が路地裏だと思う。
そして、建物の隙間からこぼれる陽のひかり。
空に雲が必要なように、陽のひかりにも影が必要だ。
何事も力を入れたり抜いたり、一生懸命働いたり遊んだり、自然の中に陰影があるように減り張りが大事だと思う。
冬の時期に旅に出るようになったのも、一つに減り張りを求めてなのかもしれないな。
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