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執筆者の写真Nobuhiro Kawai

訪問者

朝5時に起きてある訪問者の為に芽室町へ。

いつも特別なゲストが来るとここの有機野菜農家さんに行ってはいろいろな野菜をいただいては、食べている。

今回のゲストはKitchHikeというウェブサービスを運営している方々の十勝での撮影協力。


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一人でこんなにもの畑を管理してすごいなあといつも思ってしまう。

有機農法と一言では言い表せない農法で様々な野菜を作っている。

子供と一緒でそれぞれの野菜には特徴があって、その特徴に合わせた育て方をしなければならないから、有機と一言では言えない。

ここの農園は何農法ですかと質問した時に説明してくれた答えだ。

自信を持って信念を持ってものづくりをしている人にはかなわないなと、そう思ったことを思い出す。


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丁寧に保冷剤を入れた発泡スチロールの箱の中に綺麗に並べられた野菜たち。

今日の食材は完璧。


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この季節の森に入って食事をするのはきっとはじめてだろう。

普段は忙しくて森に入る時間すらもったいなく思える、そんな毎日を送っているのだから。


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撮影クルーが来る前にある程度の準備をしなくてはといただいてきた野菜たちの下ごしらえ。

蔕を切った側から水が浮き出てくるズッキーニ。

思わず丸かじりしたくなるのをこらえながらクルーを待つ。


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おもむろにクルーは現れ、簡単な挨拶を後に早速撮影開始。

今回撮影に来られたのは男性3人。

皆一様に、この木漏れ日の森とこのロケーションが気に入った様子。


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やっぱり森はいいなあ。

皆の喜ぶ姿を見ながらそう思いながら、ご飯の用意を進める。


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途中、今朝訪れた野菜農家の方も助っ人で来てくれた。

サラダの盛り付けを担当。

美味しい野菜たちのランチが完成。


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これに、土鍋で炊いた黒豆ご飯と味噌汁。

最高のランチだった。

天気よし食材よし。

誰かがオファーしてくれることを大事にするようにしている。

なぜなら、自分の思っていることの試すいい機会、タイミングだと思うから。

自分でしたいと思っても、自分一人だと何の感想も聞けずただの自己満足に終わってしまいそうで。

だから、機会をありがたく思い、利用させてもらう。

今回も、非常にいい機会だった。

仕事をしてると全くこのようなことをしようとも思わなかっただろう。

でも、この季節にしかできないことがあるはずである。自然の中だから。

そこで気づくこと、可能性を感じることが今回できた。

久々にRelaxできた時間。

そして、忙しさを言い訳に何もしない夏になりそうだった今年。

でも、今年からしなくてはいけないと強く思った、思わせてくれた時間だった。

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