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執筆者の写真Nobuhiro Kawai

仲間

今回のキャンプは2泊3日。

俺ともう一人、二郎が全ての行程を楽しんだ。

非常に不潔な話だが、気がつけば2人ともこの三日間、風呂にも入らず歯も磨いていなかった。

でも、何も不自由に感じることもなく、こんな時があったっていいんじゃないのと笑っていた。


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風は時折強く吹いたが、天気には恵まれ本気で屋外の生活を楽しんだ。

さすがに3日目ともなると人も来なく、前日までの喧噪はなかったが、おじさん達だけで過ごす時間も悪くはない。


で、仲間のカヌーで十勝川を下る。

ここからの距離は長くはないが、我々素人にはちょうどいい距離かもしれない。


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川下りは、湖と違って川の流れが推進力となってくれる。

自分たちはカヌーにただ乗り、川のせせらぎと鳥の鳴き声を聞きながら時折パドルを動かせばそれでいい。

キャンプ地で枯木に腰かけながら川を眺めるのも贅沢だが、カヌーでのこういったスローな時間もかなり贅沢な時間だ。

普段の生活のことをしばし忘れる事ができるし、自然とリフレッシュできてしまう。


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こんなことができるのも同じような考えをもった仲間がいるから。

一緒にある物事をする者。

辞書には、仲間という言葉の意味がこの様にしるされている。

こんな仲間達がいれば、笑い楽しみながら何かできちゃうんじゃないだろうかと錯覚してしまう。

失敗したってそれを笑い話に酒が飲める、そういう仲間がいたっていいよな。

小さなことからコツコツと。

そんな風に動いてみようか。

結果はきっとあとからついて来るだろう。

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